1952年、小村モネスティエ・ドゥ・クレルモンの起業家レネ・ラミヨンによってモンクレールのジャケットが誕生しました。ジャケットは、フランスアルプスで働く労働者にあたたかな上着を提供するよう開発されました。その2年後、モンクレールの提携のもと、登山家のリオネル・テレイが登山に向けたテクニカルウェアの開発を依頼します。このウェアは、イタリア人のアキレ・コンパニョーニとリノ・ラチェデリのカラコルム遠征に向けた特別コレクションとしてデザインされました。ウェアをまとった両者は世界第2位の高さを誇る山に登頂し、このエピソードと共にモンクレールのマウンテンウェアジャーニーも幕を開けることになりました。
以来、モンクレールはブランドの軌跡に忠実に、革新的な製品を開発し続けています。スキーやアウトドアアクティビティの愛好家をターゲットにしたアイテムを通じて「ラグジュアリー」のコンセプトを一新し、メゾンの名声を着実に築いてきました。更に、ブランドのマウンテンウェアが独自のデザインシグネチャーを確立してメインストリームとなる為、テクニカル素材やテクニカラートーンを1970年代に導入しました。この時期を境に、スキーウェアルックはゲレンデの境界を超え、街中のデイリースタイルとしてもまとわれるようになりました。
モンクレールのグルノーブルラインは、アルパインウェアならではの魅力と機能面のニーズが最高の水準で融合されたアイテムを展開しています。高機能性を特色としたアウターウェアには、防水性、防風性、そして高い通気性を網羅した革新的な素材が厳選されています。グルノーブルのメンズラインで展開されるリサイクルGORE-TEXを使用したHinterburg(ヒンターブルグ)ジャケット、あるいはCerniat(セルニア)ダウンジャケットといったアイテムにはPrimaLoft® Gold Insulation Activeが採用され、極寒環境でもまとう人の身体を保護します。パフォーマンスとスタイルを兼ね備えたアイテムとしては、グースダウンを使用したIsorno(イゾルノ)ジャケットや、リサイクルナイロンを使用したMazod(マゾド)ジャケットが際立った存在感を放ちます。アフタースキーのひとときには、ロングラインのボネをあしらったTratten(トラッテン)パーカーや、リバーシブルのHostun(オスタン)ジャケットがここちよい暖かさで身体を包み込みます。熟練のスキーヤーに向けた補完アイテムとして、ジェンダーニュートラルなDay-namicラインからジャンパーやパーカー、帽子、スカーフも展開されています。あくまでもスタイリッシュさにこだわったラインのアイテムは、公園での散策から山間の旅行まで、文字通りあらゆるシーンで活躍します。
一方、グルノーブルのレディースラインはカラーをキーワードにデザインされています。あざやかな赤、メタリック、ネオン使い、雪原でアピール力を放つグラフィックプリントなど、ビタミンカラーを効かせたアイテムを展開しています。ハイパフォーマンスラインでは、レッド、ブラック、ホワイトカラーが身体にぴったりと沿うデザインのTeche(テシェ)ジャケットや、あざやかなピンクやグリーンカラーの際立ったChanavey(シャナベイ)モデルなどが目を引きます。パフォーマンス&スタイルラインでは、ゴールドやメタリックブルーのValsorey(ヴァルゾレイ)ジャケット、あるいはアプレスキーラインのネオン使いがアクセントのArbois(アルボア)パーカーやYvoire(イヴォア)ジップアップジャケットといった魅惑のラインナップを取り揃えています。これまでにないカラー展開に合わせてデザインされたブライトトーンと斬新なシルエットをたたえたアクセサリー使いが、ルックをパーフェクトに仕上げます。また、Reusch社とのイノベーティブコラボレーションによって業界最高水準の保温テクノロジーを誇るグローブやミトンも実現されています。
グルノーブルのキッズラインでは、RECCO®リフレクターや丈夫な防水ジッパーを取り入れたウェアが展開され、キッズ向け高機能アパレルのデザインを新たな水準に引き上げています。ウルトラテクニカルなブラックのPlatz(プラツ)セットや、アイスブルー、マシュマロピンク、ホワイトといったパステルトーンで展開されるCorserey(コーゼリー)、あるいはオレンジカラーのMazod(マゾド)など、キッズコレクションでもレディース/メンズコレクションのスタイルが忠実に踏襲されています。モンクレールは、グルノーブルコレクションを通じてアルプス山脈最難関の尾根だけではなく、街中でもファッショナブルにまとうことのできるパーフェクトなマウンテンスタイルを展開し、機能性とスタイルを融合させた卓越のアイテムを提供しています。